変わっている女子

女子の社会では横並びが重視される。
飛び出た個性や才能や美貌は嫉妬の対象になるので、
周囲から浮かないよう気を配っていることが多い。

さらに男ウケを狙う合コンの場では、
どうしても同じような見た目になりがちだ。

しかし、例外もいる。
「変わっている女子」だ。

変わっている女子には3種類のタイプがある、
第1は自分に個性がないのがコンプレックスで、
何かにつけ「私、変わっているって言われるんですよ〜」
とアピールして歩く女子。
第2はサブカル系や腐女子など我が道を行くタイプ、
第3は理解不可能な奇人だ。

第1のタイプに向かって
「そんなに変わっているかな〜」
と言うのは禁句である。

なにしろ変わっていることに関して
レゾンデートル(存在意義)がかかっているから、
普通であることを指摘されると烈火のごとく怒る。

さりとて奇人変人腐女子ではないというポジションは
キープしていたい人なので、
取扱が面倒だが本当はごく平凡な女子なので、
「ああ、そうだね。なんか普通と違うね。雰囲気で分かるよ」
とリップサービスしておくと非常に喜ぶ。
あとは普通に接してやればよい。

第2のサブカル系や腐女子は、
同類のオタクの皆さんと息があうので、
自然とそういう人とくっつくから心配無用。

第3の奇人は、
よく第2のパターンの女子と混同されがちだが、
サブカル/腐女子は、
一応きちんと自分の世界を持っているのに対して、
奇人はどこか生育環境に問題のあった人が多いので、
普通の男子はなるべく遠ざけた方がよいだろう。


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